ミルメコレオ


別称 ミュルメコレオ、アントリオンなど
ライオンとアリの子とされる魔獣です。中世の寓話では、ライオンの食べ物もアリの食べ物も食べられないため餓死してしまう…ということで、二股、二心を戒める存在とされています。イソップ童話で、コウモリが動物と鳥のどっちつかずをやって、どっちにも嫌われる話に似てますね。しかし、何も食えないなら、どうやって大きくなったんだろう。

出典元は聖書ですが、聖書にミルメコレオという魔獣が登場するわけではなく、ヘブライ語原典では単に雄獅子となっているのを、ギリシャ語に訳す時に間違ってアリライオンとしてしまったと言われています。なお、現行の日本語聖書では”雄しし”、英語では”old lion(年長のライオン?)”となっていて、登場しません。

因幡の白兎


イナバ

 

“因幡の白兎”は日本神話に登場するウサギです。口八丁でワニを騙して海を渡るのに使ったものの、怒ったワニに皮を剥ぎ取られてしまい苦しんでいるところを、大国主神に助けられます。
大国主神は出雲大社に祭られている神で、その名のとおりかつては日本を支配していたとされる古く強い神ですが、後にアマテラス系の神に”国譲り”をしたとされています。これは今の天皇家に至るヤマト系王朝がイズモ系王朝を併合し日本を統一したことのを暗喩でしょう。
一方、”因幡の白兎”は世界各国に類型のある神話なので、日本史上におきた事件を暗喩しているわけではないと思います。しかし、東南アジア・シベリアに類似した話があるそうなのですが、このあたりは日本で言う縄文系の人が多い地域でもあります。、
南方系=縄文系の血を引くイズモ系王朝と、北東アジア渡来人系=弥生系の血を引くヤマト系王朝、というような構図が仄見えるのではないでしょうか。

 

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