ガルチャゴリ

ガルチャゴリ
ガルチャゴリはスペインとフランスにまたがるバスク地方に伝わるモンスターです。他のヨーロッパの昔話にもよく見られる、仕事を手伝うこともあるがいたずらをすることもある、とんがり帽子が似合う邪妖精や子鬼の一種で、ゴブリンやインプ、ノームのような存在でしょうか。日本語で閲覧できるウェブサイトには悪魔と書かれていることが多いですが、まぁスペインはキリスト教が強いので非キリスト教的な超自然存在は悪魔なのかもしれませんけども、いわゆる日本語の悪魔イメージとは違うように思います。

Galtza gorriak は”赤いズボン”という意味なので、血塗れの下半身というような感じに翻案しました。

とんがり帽子の妖精(ノーム)の絵はこちらにあります。

プリンセスとパンドラの箱

バシャンドレ

バシャンドレはバサジャウンの妻とされています。
描いた当時は資料をあまり見つけられなかったのと、オリジナル要素の強いゲーム用に描いていたもののため、あまり原典に寄せていません。

かつて神や宇宙人とよばれるような超常存在の下で、現代文明を越えるような超古代文明を築いた先行種族が、超存在の庇護を失って零落、人類によって深い森に追いやられ隠棲している…といったイメージです。


プリンセスとパンドラの箱

ヌベロ

ヌベロ
スペイン北西部に伝わる天候の精霊・妖精、あるいは巨人です。ヌベルス、フアン・カブリトなど、地域によって異なる名前で呼ばれます。
邪悪な存在で、雷雨や票などの悪天候を自在に操り作物や畑を破壊して楽しむ、作物を奪うとされていますが、一方で親切にすると豊作にしてくれるという話もあります。
農民たちは嵐が近づくとヌベロを遠ざけるために教会の鐘を打ち鳴らしたそうです。
雲の中に住んでいるとも、エジプトから雲にのってやってくるとも言われています。

伝承によって姿も違うようですが本当は黒い顔とか黒い衣というのが多いようです。悪天候の精霊ならそうだよな…


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バサジャウン

バサジャウン
スペインとフランスにまたがるバスク地方に伝わるモンスター。
いまバスク人とよばれる人々がバスクの地にたどりついたとき、既に住んでいました。
人間に近い形で全身が毛に覆われており、武器は棍棒、一説には一つ目だったとも言われています。
バサジャウンは神とも精霊とも亜人種ともとれるような昔話の怪物ですが、巨人の一種とカテゴリするのが妥当だと思っています。

太古の昔、バスク人の祖先が温かく肥沃なバスク地方にたどり着いたとき、そこにはバサジャウンと呼ばれる毛だらけの人々がすでに住んでいた。
バスク人たちはバサジャウンとは接点を持たなかったが、気温が下がり生活が苦しくなると、バサジャウンたちは服の作り方と農業を教えて助けてくれた。
しかし、次第にバサジャウンとバスク人たちは戦うようになり、いつしかバサジャウンは姿を消した。
引用 http://fmkn.hatenablog.com/entry/2015/11/25/192537

引用元ではバサジャウンはネアンデルタール人だったのではないか、という説について触れられています。
ほかにも、北欧神話、ギリシャ神話、旧約聖書など、ヨーロッパから中東にかけてのネアンデルタール人とホモサピエンス(現行人類)が混住していた地域では、”巨人”などの先行種族が登場することが多いです。また個の力や知恵は優れていたものの、集団性では人類に劣りやがて滅ぶところも似ています。当時の人類がすでに言葉を話し宗教を持っていたことを考えると、ネアンデルタール人の思い出が口伝でヨーロッパ各地の巨人神話になっていったのではないか、と想像をたくましくしてしまいます。

一方で、一つ目というのはネアンデルタール人とはもちろん異なる要素です。山に単眼の種族がいるという話もまた世界中にあって不思議なのですが、日本では製鉄を行っていた氏族という説が有力ですが、ほかにも、象やマンモスの頭骨には鼻の根元に巨大な穴があいているのでそこから想像された説、奇形説などがあります。


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