影、シャドウ、シルエット。影をモンスター化したものです。
影は世界中のいつの誰もが見たことがあるものなので、どこの文化でもそれなりの意味を持っているでしょう。闇、死、謎、もう一人の自分、ドッペルゲンガー…
幽霊的なモンスターとして扱ってもいいですし、プレイヤーキャラから観測できていない不確定な「なにか」として扱ってもいいですね。
死霊術師(ネクロマンサー)
魔術師のバリエーションで、特に死霊を操る術に特化した者です。
ネクロマンサー・ネクロマンシー(死霊魔術)という言葉はゲーム文化以前からありましたが、元来は死霊の声を聞く占い師といった感じの職業でした。日本でいうとイタコみたいなものかな? 現代になってゾンビや動き回るスケルトンといったイメージが主に映画を通じて広まった結果、それらを使役する職業としてネクロマンサーの語が使用されるようになりました。
動く骸骨っていうお話自体は昔からあったらしいのだけど、この映画ではじめてビジュアル化されて世界に衝撃を与えたそうです。CGはおろかろくに特撮もなかった時代。
グール(食屍鬼)は和製RPGだとアンデッドモンスターという扱いをされることが多いですが、もともとはアラブの物語に登場する悪魔の一種で、人間の死体を食べたり、子供をさらったりすると言われていました。 それがアンデッド的なモンスターになったのはやっぱクトゥルフ神話で取り上げられたからでしょうか。 とはいえクトゥルフ神話のグールも人間が死んで蘇ったゾンビのような存在というわけではなく、生きものではあるようです。話によって姿の描写は違いますが。
ぼくが読んだので印象的だったのは、地下鉄にグールが住み着いていて、線路や工員をグールから守るための対グール部隊の話。地下でグールと戦いつづけるうちに、自分の体もだんだんグールと化していっていた…という。タイトルは失念しました。 クトゥルフでは人間がグール化するというモチーフが多いかな?
星乃だーつのRPG作品を買う(R18)
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