ゴート (地球が静止する日ver.)

ゴート(新)

※ 「ゴート」の続きですのでそちらから続けてお読みいただけると幸いです。

1951年の『地球静止する日』のリメイク作品、2008年公開の『地球静止する日』バージョンのゴートです。
(原題はどちらも『The Day the Earth Stood Still』)

( ´-`)
およそ人間サイズでブリキのロボットみたいだった旧作のゴートに比べ、新作のゴートは10m以上ありそうな威容を誇り、継ぎ目もなく、体型も強そうになりました。
目から光線を発する、機械を停止させる…といった能力も引き続き持ちますが、今回はナノマシンに分解して霧のようになり、地球上に築かれた人類の文明を物理的に消滅させるという新技を見せました。

( ´-`)

覚醒ゴート(新)

さて映画の『地球が静止する日』は、宇宙人が警告にくるという筋書きは同じなものの、時代と世界情勢を鑑みてか、宇宙人が指摘する「人類が地球に及ぼす悪い影響」が、冷戦や核戦争から自然環境破壊問題へと変わっています。

しかしながら(日本では?)評価はあまり高くないようです。というのも、超自然的な存在が人類に警告を与える、なんて作品は21世紀の、特に日本ではありふれてるので目新しくないのが大きいと思うんですよね。

( ´-`)
とはいえ大作ハリウッド映画として見てみると、アメリカ軍がほとんど役に立たないとか、かっこいいアメリカ指導部が世界を救わないとか、決してありふれた作品ではないと思います。映画としてのメッセージ性とエンターテイメント性を両立していて、評価できる作品ではないでしょうか。

( ´-`)
個人的に気になった部分は、ナノマシンが拡大すると虫だったり、箱舟を示唆したり、どことなく聖書的な要素が感じられるところ。面白い要素ではあるんですけど、旧作が冷戦をテーマにしてた事と、キリスト世界とイスラム世界の軋轢が問題になってる事を鑑みると、無神経かなぁという気もするんですよね。でもいかにも現代アメリカ的な(?)複雑な家庭環境の少年の物語を組み込んだりしてる事を考えると、現代アメリカ人の心に訴えるために、あえてそうしたのかな?とも思えます。

( ´-`)

[amazon asin=’B003QUCYHI’ type=’banner’]

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします