トゥリエルはキリスト教聖書偽典・外典の「第一エノク書」に登場する堕天使の一柱です。
エノク書は偽典とされていますが、古い時代には聖書の一部として扱われており、古代キリスト教から分派したエチオピア聖教では今も聖書として扱っています。
エノク書に登場する人間と交わったことで堕天使とされたグループがエグリゴリで、中でもリーダー格としてそれぞれ司るものが違う20柱が名前を挙げられています。なかでもトゥリエルは”山”を司るとされています。”岩”の天使、という解釈をする人もいるようですが、相方が”海”の天使らしいので、山でいいんじゃないでしょうか。日本神話にも海幸彦・山幸彦っていますしね。

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