エグリゴリ・ラミエル
2017-06-30
ラミエル
ラミエルは古いキリスト教外典に登場する天使あるいは堕天使で、幻視を司ります。その名前は「神の雷霆」という意味だそうです。
雷霆っていうのは雷をかっこよく言った感じですかね。
堕天使とした場合、エグリゴリというグループに属します。エグリゴリは神にそむいて人類と交わった天使たちで、文化英雄としての側面を持ちます。
(文化英雄…神話類型のひとつで、火や作物などを人類にもたらした人物や神などの話)
ということは、ラミエルは人類に”幻視”をもたらしたということでしょうか。古代イスラエルにおいて、幻視というものは、病気で見てしまうということではなく、技能や能力の一種であり、宗教的イメージを伝えるために見せるものだったようです。
◆~
創作作品において一番有名なラミエルはエヴァンゲリオンのラミエルだと思います。彼は能力として強力なビームを持っていましたので、雷霆の名を冠したのでしょう。
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