ボサコウ センザンコウ
2014-07-27
ボサコウは絵本の「へんてこもり」シリーズに登場するモンスター(?)です。
動物しりとりをしていた子供たちが苦し紛れに適当な名前を言ったら、その名前の通りの変な動物が次々と実体化してしまうというお話です。
作中のボサコウはなんかもしゃもしゃしたよくわからない体に木が生えている生物だった気がしますが、木の生えた生き物ってのが面白かったのでアレンジしてみました。
センザンコウ
ボサコウの”ボサ”は木の部分の雰囲気だとして、”コウ”はなんだろう、語尾にコウがつく獣といえば…、ということでベースをセンザンコウにしました。
センザンコウは哺乳類ですが体の表面は鱗や甲羅になっていて、ぱっと見は爬虫類のようです。アルマジロにも少し似ています。食性はオオアリクイに近く口や爪などもそちらに似ています。しかし分類学的にはどちらとも遠く独立した珍しい生物です。
微生物との共生はよくありますが、明確に植物を体に生やしている動物は現実にはあんまり思い当たらないですね。ナマケモノの体表にコケが生えて保護色になる、くらいでしょうか。カニの仲間でイソギンチャクを持ってる奴がビジュアル的には近いですが、イソギンチャクは動物ですし。
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