金星人(最後にして最初の人類)

金星ガニ

20億年にわたる遠未来の仮想人類史を描いたオラフ・ステープルトンのSF小説「最後にして最初の人類」に登場するSFクリーチャーです。(ただし本書にイラストはないためボクの想像になります)
金星の海の中で独自に進化した生物で、剣型の”鞘”に、3本の触覚、3本の鰭、3本の尾を納めた構造をしています。金星の海には酸素がない(*)ため、放射性原子の崩壊を生命エネルギーとして利用しています。作中で具体的に語られてはいませんが、高度な機械文明を持っていました。天文的な理由により地球が滅亡することを知った地球人(といっても今の人間から進化した別の種)が、金星の環境を地球化、テラフォーミングして移住してこようとするのに抵抗しますが、敗れて絶滅します。
自分のゲームでは「金星人」という名前で出すのに抵抗があったので「金星ガニ」という名前にしましたが、これは「金星人地球を征服」の金星人の通称が金星ガニでそのイメージにひっぱられた…のだろうか?

(*…現在の知識では金星に海は無いとされています。この本が書かれたのは1930年のため、現在の科学的知見からするとおかしい部分もあります。とはいえ、素晴らしさが損なわれるものではありません。なお、古いため既に著作権が消失しており、英語ならばタダで読むことができます)

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