ハーピー/リリヨー
2014-06-16
ハーピー(ハルピュイア)はギリシャ神話に登場する、半人半鳥のモンスターです。
原典のギリシャ神話では先祖に由緒正しい神々を持ちますが、醜い不快で人を襲うモンスターとして扱われています。
もとはクレーテー島の女神だったとも言います。
ギリシャ神話には他に同様の半人半鳥の島に住むモンスターとして、セイレーンというのが登場します、こちらは美しいのですが、歌で船乗りを魅了し船を難破させてしまいます。共通点も多いですが、元が同一なのかどうかはわかりません。
しかし、中世以降セイレーンのイメージは人魚的なものに変わります。そのため、美しく歌う鳥人の形質もハーピーに託されました。古い彫刻などでも美しいハーピーの方が多いですし、まして現代のファンタジー作品では醜いハーピーを見ることは少ないです。
ぼくの自作ゲームにはリリヨーという名前で出ていますが、これは鳥人が登場する古典SF「地球の長い午後」の登場人物からとっています。
地球の自転が止まってしまった遠未来を舞台にした作品で、文明は失われ人類は衰退しつつある一方、巨大な植物や節足動物が繁栄し獰猛さを増しています。この世界観は「風の谷のナウシカ」の元ネタになったとも言われています。
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