あぶらげ

あぶらげ

ポケモンやデジモンみたいにモンスターが進化(変態)するゲームで、キツネ系モンスターの幼体、を意識して描きました。油揚げ(あぶらげ)のモンスターです。皆さん後存知かと思いますが、油揚げは、薄切りにした豆腐を油で揚げたものです。油揚げを使った料理でもっともメジャーなものは稲荷寿司(いなりずし)でしょうか…。

いなり寿司の「いなり」というのは狐の神様です。また、きつねうどんにも油揚げが入っていますね。油揚げは狐の好物と言われているのです。では、なぜ狐の好物が油揚げとされるようになったのでしょうか? そもそも、油揚げは栄養満点で、また野生においては脂肪分は大変貴重なので、油揚げはおそらく多くの動物の好物であるはずです。 「トンビに油揚げをさらわれる」という諺がありますし…。

以前にも述べたように、狐は古代から畑の畦を壊し米を食べる害獣のネズミを食べてくれるので、神獣・神として祀られてきました。ところが鎌倉時代以降、仏教が庶民にまで広がるようになると、折り合いをつけるために神と仏を同一視するような考え方で受け入れられるようになります。そうすると、鼠とはいえ殺生をして肉を食うというような事は仏としてはちょっとマズいのですね。それで狐は油揚げを食べる、というような設定(?)になっていった…という事なのだそうです。

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