烏天狗 東北の妖怪(6)

烏天狗(からすてんぐ)

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鴉天狗とも書く。

鳥っぽい要素の入った天狗の亜種です。天狗のように修験者のかっこうをしていますが、クチバシがあるとか翼があるとか言われています。

↓続くよ

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稲荷の修験者

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さて、天狗信仰の元になった修験道・修験者について少し書いてみます。

太古からあった古神道に、密教系の仏教、道教、陰陽道などが混交して成立した日本独自の宗教が「修験道」です。また、この修験道にいそしむ者を「修験者」、あるいは「山伏」などと言います。修験道では、俗世を離れ、聖なる山で修行をすることで、験力という霊的な力を身につけることができるとされていました。聖なる山とされたところは大抵ひどく険しい山で、今でも崖に張り付くようにして残る修験道の寺を各地で見ることができます。

しかし修験道は明治維新後、宗教の国家体制化、廃仏毀釈、神仏分離などの政治的な都合により、潰されてしまいました。そのため今では多くの知識や技が失われてしまっています。いま流行っているパワースポット巡りの原点であり、ちょっと過激なバーションが修験道…と言えるかもしれません。

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