ベルセルクとウールヴヘジン
ベルセルク(英語読み;バーサーカー)狂戦士などとも訳される
ビョルンセルク(熊の毛皮をまとった戦士)
バーサーカーは一言でいうと古代北欧の戦士職です。神話や伝承によれば、獣の毛皮をまとうことで、野獣のような凶暴さ、鬼神のような強さとなり、味方からも恐れられていたそうです。
ふんわり”強くて凶暴な戦士”のニュアンスはあるものの、正確な定義はあいまいで、戦士系の最上級職だったり、さまざまな戦士職の総称だったり、忌まわしき狂戦士だったり。いろいろです。でも実際のところ長い北欧の歴史の中で言葉の意味も時代によって違うってことなんじゃないかなーって思うんですよね、多分。
日本語のショーグンって言葉も、文脈によって近代的な軍の将軍、江戸の将軍、平安の将軍、全部意味が違いますし。
ウールヴヘジン(異称:ウフルヘズナルなど)
ベルセルクの一種、あるいはベルセルクの下位戦士職の一種がウールヴヘジンです。
その名は「狼の毛皮をまとう者」という意味だそうです。
北欧においては熊、狼、あとは猪が特に強い獣として敬われていましたので、その神聖な力をまとうという意味があったのでしょう。
別の文化圏、アステカ文明ではやはりその地域において強い獣であるジャガーの毛皮をまとった「ジャガーの戦士」が有名です。
ベルセルクといえば同タイトルの漫画が有名ですが、バーサーカーというと近年はヘラクレスがもっとも有名でしょうか。ですが、原典(ギリシャ神話)のヘラクレスはバーサーカーではありません。むしろ結構かしこい。でもじゃあ全くバーサーカーと共通点がないかというとそうでもなく、彼はライオンの毛皮をまとった姿で表されました。これも強さの表象ってことなのでしょう、きっと。
大丈夫。星乃だーつのRPGだよ。(リンク先R-18)
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