阿修羅（冷血）

阿修羅は３つの顔を持ち、性格が違う…という設定で３枚描いています。今回はその２枚目。

阿修羅といえば世間一般的には興福寺の少年的な阿修羅像が一番有名だと思いますが、ボクは子供のころ接したいくつかの作品で阿修羅モチーフのキャラが強キャラでマッチョだったので、そういう印象がありました。
ひとつはキン肉マンのアシュラマン、仏像の阿修羅像をレスラー風にマッチョにしたものですかね。
もうひとつは魔界塔士SaGaのアシュラ、あれもマッチョなんですけど、何かモチーフあるんですかね…？ 仏像では仁王像とかはマッチョなのもあるんですけど、阿修羅のマッチョな像って見た覚えが無いんですよね。
あしゅら男爵はあんま阿修羅っぽくはないな…他にもまだあるかも。

で、マッチョな阿修羅のイメージは前回で描いたので、今回は別のバージョンということでチベットの仏画を参考に描きました。参考にした絵はアシュラじゃなくてマハーカーラ(*1)なんですが、アシュラの元になったアスラという言葉は、バラモン教やヒンドゥー教において、神族・魔族一般を指す言葉らしいので、問題ない…かな？

(◟‸◞)

*1 マハーカーラ : ヒンドゥー教の最高神、シヴァ神の化身のひとつ。シヴァ神はいくつもの姿や名前を持つが、その中でも世界を破壊する時に現すという恐るべき漆黒の化身。中国・日本系の大乗仏教では大黒天と訳されたが、大黒と大国が同じ読みができるため、日本では国津神の大国主とも習合されている。

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